HUSKY三脚専用のNBR(ニトリルゴム)発泡体製のソフトなグリップです。3段・4段・5段用に最適なロングタイプで、肩に担いで持ち運ぶ際に負担を軽減するクッションとして効果は絶大です。

また金属パイプは握った時に冷たいというだけでなく、厳寒時には素手で触ると皮膚表面の水分が瞬時に凍ってしまい、貼りついてしまうこともあります。もちろんそういった状況でなくても、アルミパイプのままよりも一回り太くなったグリップで握りやすく、移動も楽になります。

純正には設定されていないグリップですが、よりハードな状況で使用されるフォトグラファーをサポートします。

<グリップ装着方法>

1)装着前の準備

怪我防止のため、滑り止めつきの軍手や作業用グローブなどを必ず着用してください。

パイプのジョイント部などにはグリースが付いていますので、汚れてもいいような服装で作業してください。

2)まず脚部の先端についている石突ゴムを取り外します。

脚部を全て縮めた状態で、下から2段目だけを10cmほど伸ばしてロックします。最下段のロックをフリーにし、パイプを少し勢いをつけながら引っ込める方向に、石突ゴムをロックリングにコツンコツンと何度か当てるようにすると簡単にゴムが外れます。取り外した石突ゴムが硬化していたりひび割れ等があるようでしたら交換をオススメします。

3)脚部のロックリングを完全に緩め、全て取り外します。

金属リング・その内側の白色デルリンリングとも取り外します。パイプのネジ部分にはグリースがついていますので、滑りのいい梱包用の幅広透明テープや養生テープなどを巻きつけてグリップを入れやすくします。

4)グリップを広げながら、少しずつパイプに被せていきます。

滑りが悪いようでしたら少し水をつけながら掌全体でねじるようにして入れていくとうまくいくと思います。 グリップが奥まで入りましたら水分を拭き取り、逆の手順で脚部を組み立てて完成です。潤滑剤や石けん、油分などをつけての装着はあとからグリップが動いてしまう原因となりますので使用されないようご注意ください。

脚付け根のボルト&ナットを取り外して、エアダスター等で空気を送り込みながら装着する方法もあります。詳しくはお問い合わせください

グリップはやや広がった状態でパイプにかぶさっていますので、水分が完全に乾けば特に接着する必要はありません。気になるようでしたら端を少しめくり、薄い両面テープ等で押さえておけばOKです。