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KIRKとReally Right Stuff

やっぱり気になるライバル比較~その1~

アルカスタイルのプレートやクランプを製造しているメーカーは本家Arca-Swiss(アルカスイス)をはじめ、欧米ではFOBA(フォーバ)、Wimberley(ウィンバリー)、Gitzo(ジッツォ)、ACRATECH(アクラテック)、NOVOFLEX(ノボフレックス)など、アジア勢ではMarkins(マーキンス)をはじめとする韓国製、BENRO(ベンロ)や数多くの新興メーカーがひしめく中国製など様々あり、国内ではSLIK(スリック)からも対応を謳った製品が販売されています(実際の製品は日本製ではありませんが)。

ただプレートの種類の豊富さにおいて、特にメーカー別、モデル別のラインナップの充実度においてはアメリカ製のKIRKと同じくアメリカのReally Right Stuff(リアリーライトスタッフ・・・以降RRS)の2社が突出しています。

当ショップへのお問い合わせでも、RRSのクランプやプレートとのマッチングに関するご質問を多くいただきますし、国内ではRRSのほうが(非常に限られた層の中でですが)知名度は上かもしれません。「なぜRRSの製品を販売しないのか?」といったご質問をいただくこともあります。

店長個人としては以前からRRS製品も使用していますので、ショップオープンにあたり当然RRS社にも「日本で販売するつもりはないのか?」というアプローチを何度かしてきましたし、「日本のユーザーは国内での販売や日本語でのサポートを望んでいる」という声も伝えてきたつもりです。

しかし現在RRSは自社ページでの直接販売以外の方法は考えておらず、アメリカ国内ですら他店舗では販売されていませんので、現状では直接個人輸入する以外に入手方法はありません。(2017年より銀一さんが日本代理店となり国内販売がスタートしました)

私もいちユーザーですので、ユーザーの立場からやっぱり気になるのは「どこがどう違うの?」という素朴な疑問と、「結局どっちがいいの?」という究極的な結論ではないでしょうか。両社の同じモデルでの比較はネット上でも見かけませんので、それなら比較しましょう、ということで今回の企画です。

  K001.jpg画像 R001.jpg画像
モデル KIRK L-ブラケット BL-D3 RRS L-プレート BD3-L
重量 153g 164g
底部厚み 11.75mm 9.43mm
サイド厚み 約19mm 約13mm
プレート幅 38.13~38.14mm 38.07~38.09mm
プレート高さ 5.18~5.21mm 5.16~5.22mm

L-ブラケットとL-プレート、呼び方が違う!なんてことは置いといて、両社とも機能的な違いはありません。作りも非常にしっかりしていますし、ボディへのフィット感も両モデルとも非常に良好です。

必要な剛性を確保したうえでなるべく軽量に、と突き詰めていけば結果的に似たような外見になるのかもしれません。ぱっと見でどっちがどっち、とわかる人は少ないのではないでしょうか。

細かい仕上げはRRSのほうが洗練されているというか、センサー中央位置を表す指標が綺麗にプリントされていたりしてカッコいいな、と思う部分は多いのですが、逆に小さくて見づらいという意見もあるでしょうし、主観が入ってしまいますのでそこにはあまり触れず「機能」に的を絞って比較したいと思います。

D3用だけを比較すると、まず違うのは「厚み」です。2枚の画像を見比べていただければ、ボディサイドの縦位置固定用のプレート部分の厚みが少し違うことは気づいていただけると思います。この部分を握ることはあまりないので撮影時のホールド感に違いは出づらいですが、薄い方が見た目やカメラバッグへの収まりはいいかもしれません。

その後のD4用などではこの厚みの違いは解消され、KIRKのものもかなり薄く作られるようになりました。ただある程度厚みがあった方が横のラバーハッチの開閉には指が入れられて便利だったり、ストラップ金具が出っ張っているモデルではスペースが確保できたりと、実際に使ってみるとそれぞれの利点はあるかと思います。

次に底部の厚みですが、これは手持ち撮影で縦構図の場合には手のひらに当たる部分ですからホールド感にも差が出てくる可能性はあります。2mmほどの差は私はあまり気になりませんでしたが、女性や手の小さい方には慣れるまでは違和感があるかもしれません。ただ両社とも丁寧に面取りがされていますので、握って痛いということはないと思います。少なくとも私は、アルカスイス純正の下駄型プレートなどをボディにつけっぱなしにしておく気にはなりません。私のD3とD3sにはそれぞれのL-ブラケット・L-プレートが三脚を使用することがない撮影のときでも常に装着されています。

もうひとつ違うのは「スライドさせられるかどうか」という点です。KIRKのD3用は取り付け位置が決まっていますが、RRSでは左右にスライドさせることができるようになっています。ケーブル類を使用したまま縦位置で固定するにはプラグのスペースを確保するためにある程度の空間が必要ですので、最近のモデルはKIRKでもほとんどがスライドタイプになってきました。スペースをあけると安定性が落ちるというユーザーのためには、両社とも別売でブロック型のスペーサーも用意されています。


また両モデルの重量ですが、D3用ではKIRKのほうが若干軽いとはいっても、他のモデルでは逆転する可能性もあります。全てのモデルで重量を比較することはできませんが、数字としては差があっても実際には体感できるほどの差ではありません。

R201.jpg画像

そして一番気になるプレート部分ですが、1/100mmの単位では製造誤差、測定誤差があるとしても、実測で両社の差は幅が0.04~0.07mm、高さが0.01~0.02mmです。切削部分の形状もほぼ同じですので固定に問題が出るほどの差とは考えられず、プレートに関して両社は互換性あり、という結論を出していいと思います。

なおレバーリリースタイプのクランプではRRS同士でも相性があり、レバー操作の比較的容易なものとかなり固いものとがあります。マッチングはかなりシビアで、レバー操作の容易なものは一見固定されているように感じても横から力を掛けるとプレートが滑って動いてしまうこともよくあります。店長個人所有の複数のレバー式クランプに同じプレートを装着しても、同じクランプに異なるプレートを装着してもやはりそれぞれレバー操作に必要な力は違います。RRSのプレートに比べますとKIRKの方が若干幅が広めなものが多いためレバーの操作感に違いが出る可能性があります。あくまでも異なるメーカー同士のマッチングであることにご注意ください。

実際に各メーカーのクランプに長年携わってきた経験から申し上げれば、当店としてはどのメーカー製のものであっても基本的にレバーリリースタイプのクランプのご使用はお勧めしません。

店長の結論としては、KIRK製品を取り扱っているからといって持ち上げるわけでもなく、RRSは卸してくれなかったからといってこき下ろすわけでもなく 両方使用しているというユーザーの立場から公平中立に申し上げて、いささかの迷いもなく「両方とも素晴らしい製品です」と言えます。

(2017年3月に加筆修正しました)