KIRK Enterprise Solutions(KES)により、レンジファインダーやミラーレスカメラなど用に設計されたカメラプレートです。底面に丸みがなく、側面がほぼ垂直に立ち上がっているカメラにはほとんど対応します。

またプレート底面のダヴテールは正方形ですので前後からも左右からもクランプすることが可能です。

KIRKでは機種別専用設計のプレートが基本ですが、設定がないモデル用として汎用的に使用できるカメラプレートも用意されています。カメラ底面の三脚穴を中心として左右に幅44.5mmの平面があり、ボディの前後厚みが40mm前後であればほとんどのカメラに装着することができます。

プレートの一辺に回転防止用の立ち上がりがありますのでゴムやコルクなどの滑り止めを必要とせず、ダイレクトな接続が可能です。わずかでも弾力のあるコルクやゴムのたわみは、かえって振動やブレの原因となってしまうこともあります。またこの立ち上がりはレンズ方向に向けてもボディ後端方向に向けてもセットすることができますので、モニターの開閉やレンズマウント下部の隙間によってどちらかの方向に向けてセットできればOKです。

素材となる6061-T6アルミ合金は非常に軽量なうえに強度はジュラルミンに匹敵し、耐食性も良好です。さらに表面処理は硬質ブラックアルマイト仕上げで傷もつきにくく、着脱を繰り返してもサイズの変化がほとんどありません。

カメラプレートはボディ底面の三脚ネジ穴に付属のネジと六角レンチで固定します。あえてひと手間かけて工具を使用する仕様となっているのは、締め加減がわかりやすく確実な装着が可能な唯一の方法だからです。

しっかりと固定されたカメラプレートはKIRK製グリップやストラップなどアクセサリー類の装着ベースとしても使用可能で、三脚や一脚に固定する以外の用途も広がります。底面には別の三脚ネジ穴はありませんので、一般の三脚や一脚に固定する際はカメラプレートを取り外す必要があります。