アメリカの雲台メーカーWimberleyより、KIRK BH-1などアルカスタイルの自由雲台に装着してジンバル雲台として使用できるアタッチメント「サイドキック」のご紹介です。

ジンバル雲台といえばKIRK King Cobraとともに有名なWimberlyですが、このサイドキックは比較的三脚座の高さの低いレンズの使用に最適です。King Cobraでは大きすぎる状況・・・70-200mmや80-400mmズームから300mm、500mmレンズまでの撮影に威力を発揮します。

サイドマウント式のジンバル雲台は指一本の力で自由にアングルを変えることができ、狙った位置でピタッと静止することが一番大きな利点ですが、三脚の設置時に雲台取り付け面の水平が出せていればアングルを変えても絶対に水平・垂直がずれることがないので、舞台撮影や室内スポーツ撮影などでも非常に使いやすい雲台となります。

徒歩での移動距離が長かったりロケ時の荷物に制限がある場合など、通常のジンバル雲台では嵩張って持ち運びに不便と思えるような状況は考えられます。サイドキックを取り付けず自由雲台として、取り付けてジンバル雲台として、文字通り2ウェイでの運用が可能な画期的なアイテムです。

<クランプ部>

アルミ合金製のノブ式クランプは万力のようにがっちりとプレートを挟み込み、ズレやガタとは無縁です。ノブを 1/4回転させるだけでスライド可能、2回転と30度ほどでクランプが開き、上から機材の交換や縦位置への変更ができます。ノブ式はロック/アンロックの手ごたえがわか りやすく、スライド時にはプレートのセーフティスクリューが機能しますので、不注意による脱落事故の確率も低くなります。

このクランプはKIRKプレートはもちろん、アルカスイス・ウインバリー・リアリーライトスタッフなど、全ての「アルカスイス・スタイル」プレートをホールド可能です。