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商品コード: BH-1N

【KIRK】大型ボール雲台 BH-1N

KIRK Enterprise Solutions(KES)の大型ボール雲台BH-1Nです。創業者のマイケル・カーク氏によりプロカメラマンである自身が使うために設計されたボール雲台で、KIRK製品の歴史はここから始まりました。以降ノブ形状やクランプなどは数回リニューアルされてきましたが、1980年代にすでに完成されていた基本設計は変わっていません。高精度・高剛性を極めたフラッグシップ雲台は重量級のシステムにも余裕で対応。ボール直径約54mmの圧倒的な安定性をお試しください。

自由雲台と呼ばれることの多いこのスタイルですが、自由に動くだけの雲台では使い物になりません。撮影者の意志のままにテンションを掛け、限りなくなめらかにコントロールしながらフレーミングができること。そして決まったところでピタッと確実な静止が誰にでも簡単にできてこそ本物です。プロカメラマンが自分が使う道具として妥協なく製作したこのBH-1は、動体から風景・静物までどんな撮影にも「使える」雲台といえます。

<雲台部>

基本操作は直径約30mmの大きなロックノブ1つで行えますので、素早いフレームチェンジにも瞬時に反応。非常にシンプルな操作性で、各ノブは手袋をしていても操作しやすいようにデザインされています。配置もわかりやすいので被写体から目を離さずに手探りで操作をしても迷うことはないでしょう。

特徴的なのはその手応えで、「締めた」「緩めた」という感覚を指先から直接感じ取れることには非常に大きな意味があります。よく比較されるアルカスイスZ-1はロックノブの抵抗が少なく、軽い力でノブを回転させるといつの間にかロックされているような感覚ですが、BH-1は水道の蛇口をひねるようにロック/アンロックがはっきりとわかります。あえてメインロックノブにはON/OFFの役割のみを与えていることもやはり目視しながらの操作を前提としない設計です。

小さな2つのノブは、独立して水平方向に回転できるパンロックと、急激なボールの動きを抑えて適度な抵抗をつけるテンションコントロールです。メインロックノブを緩めた途端にガクッと動いてしまう自由雲台はフレーミングしにくいだけでなく、機材の破損につながったり、指を挟んで負傷したりという危険があります。テンションコントロールノブが独立しているためメインロックノブの動きに関わらずボールには常に一定のテンションを掛けておくことが可能です。

主要な部品は非常に軽量で強度はジュラルミンに匹敵し耐食性の高い航空機用6061-T6アルミ合金から削り出しで製造されています。この金属製のボールを動作させる部分には注油の必要がなく自己潤滑性が高いデルリン材を使用することで、ボール表面にはグリースなどの油を必要とせず乾いた状態のまま限りなくスムーズな動きと確実なロックを実現しています。内部機構もステンレスと真鍮が適材適所に使われており、これらが高いレベルでバランスされ、また全て結露が生じても錆が発生しにくい材質ですので耐久性もワンランク上です。撮影現場でのトラブルを未然に防ぐためのきめ細やかなデザインがされていることも大きなアドバンテージとなります。

<クランプ部>

クイックリリースクランプはもちろん、KIRKこだわりのノブ式を装備。品番末尾にNのついたモデルは新型QTTノブ仕様となり、カメラマウントやレンズマウントの着脱に使用する六角レンチを収納できるようモデルチェンジされました。

アルミ合金の塊から削り出されたクランプはノブを締め込むことにより万力のようにがっちりとプレートを挟み込み、ズレやガタとは無縁です。開閉ノブをわずかに緩めるだけでプレートのスライドが可能となるのはアルカスタイル共通の特徴ですが、KIRKが特許を取得した特殊なネジでノブを駆動することにより、上からクランプの上に機材を乗せて180°回転させるだけで固定完了です。そこから逆方向に180°回せばクランプが充分に開き、また上から機材を取り外すことが可能です。QTTノブは握り直す必要すらなく、まさにワンアクションで機材交換や縦構図への変更が可能なクランプです。

高精度で加工された金属同士の組み合わせであれば、コルクやゴムを挟み込む必要はありません。わずかでも弾力のある材質のたわみが微細なブレとなって撮影結果に影響することを避けるための設計です。ノブ式はロック/アンロックの手ごたえが感覚的にわかりやすく、スライド時にはプレートのセーフティスクリューが機能しますので、不注意による脱落事故の確率も低くなります。 KIRKはしっかりとネジで締め込んで固定するノブ式に絶対の自信を持っており、バネで押さえるだけという構造(当然機材の固定に弾力のある素材が介在することとなります)のレバー式クランプは一切製造していません。

このクイックリリースクランプは基本的にすべてのアルカスタイル・プレートをホールドすることができるよう設計されていますが、製造誤差の大きなメーカーが存在することも事実です。品質が確認できる範囲ではKIRKの他にWimberley(ウインバリー)・Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)製プレートは確実に固定できることを確認しております。水平確認を一目でチェックできる水準器も内蔵され、使い込むほどに手放せない相棒となるでしょう。

※パン部分の動作は適度な重さとなるようメーカー出荷時に調整されていますが、この重さは後から調整ができず、またどうしても多少の個体差があります。入荷してきた雲台をすべてチェックして「重め」「軽め」と表示して販売することや、そのために回転トルクを数値化することも一販売店としてはできませんので保証対象外とさせていただきます。もちろん全く動かない、明らかな引っかかりがあるなどの場合は保証の範囲内です。

※雲台を固定するネジ規格がUNC 3/8-16のいわゆる「太ネジ」仕様の脚部にはそのまま装着ができます。

UNC 1/4-20の「細ネジ」仕様の脚部にセットする場合は別売のネジ変換アダプターQRB-10SJが必要です。

※カメラボディをこの雲台にセットするためには、

・カメラボディにKIRK製L-ブラケットを装着

・カメラボディにKIRK製カメラプレートを装着

いずれかが必要となります。

また純正三脚座が装着されている、またはオプション装着可能なレンズをこの雲台にセットするためには、

・純正レンズフット部分をKIRK製レンズフットと交換

・純正三脚座をまるごとKIRK製リング式三脚座と交換

・純正三脚座の底面にKIRK製レンズプレートを装着

いずれかによりレンズ三脚座がアルカスタイル化されていることが必要です。

KIRK製プレート類はほとんどが各機種専用設計となっています。ご使用の機材に合わせてお選びください。

※クランプの爪幅よりも小さなプレートをホールドする場合は、必ずクランプの中央で挟んでください。

クランプの端でプレートを挟むと開閉部分が斜めになり、プレートと面接触しませんので脱落の可能性が非常に高くなります。

※以前に製造されたモデルにおいて、クランプ開閉にテンションを与えるスプリングの一部に不良品が混入していることがわかりました(当然現在は対策済み)。スプリングが内部で曲がってしまい並行に開閉しなかったり、完全に閉まらないといった個体をがまれに存在することを確認しております。スプリングは外製ですのでKIRKのミスというよりも部材メーカー側の製造ミスなのですが、もちろんお買い上げから1年以内の商品であれば当店にて無償修理をいたしますのでご連絡ください

スプリングは左右2本使用されておりますが、2本とも日本製のステンレススプリングに交換いたします。お買い上げから1年以上経過されている場合は工賃と部品合わせて1,200円(税別)にて承ります。純正スプリングとは異なるものをあえて使用しますので、開閉の感覚や手で押し戻したときの固さはほんの少し異なります。比較してみて初めて気づくほどの若干の差ですが、信頼性を優先した結果の判断ですのでご了承ください。

材 質

航空機用6061-T6アルミ合金より削り出し

内部メカニズムはステンレス・真鍮・デルリン製

スナップリングのみバネ鋼製

重 量 約877g
外形寸法

高さ:約120mm(プレート取り付け面までの高さ:約116mm)

ベース部直径:約74mm

雲台部

ボール直径:約54mm

ボールティルト:45°/90°テンションコントロール

パン:360°独立ロック・アンロック可能

クランプ部

水準器内蔵

クランプ幅:2.6インチ/爪幅約66mm

耐加重 22.7kg(メーカー発表値) 実用動荷重10kg程度まで
固定方法

UNC 3/8-16inネジ(太ネジ)で三脚に固定

別売の変換アダプターQRB-10SJ使用でUNC 1/4-20inネジ(細ネジ)でも固定可能

適合

全てのKIRKカメラプレート/KIRK L-ブラケット/KIRKレンズプレート/KIRKレンズフット/KIRKリング式三脚座/他社アルカスタイルプレートでカメラまたはレンズ三脚座を固定

カメラ:バッテリーグリップ付き一眼レフ+大口径望遠レンズ等

脚部:HUSKY/Gitzo 3型クラス等

付属品

・ユニバーサル カメラ/レンズプレート UP-2

・5/32in六角レンチ×1 (クランプ部に収納)

生産国 アメリカ合衆国
メーカー希望価格(税込):0
当店販売価格(税込): 0円
(税抜):0

ポイント:0 Pt

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この商品に対するお客様の声

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  • 惜しいっ!

    2020/07/06 投稿者: vendaval おすすめレベル: ★★★☆☆

    野鳥撮影で三脚はジッツォGT5543LS、500mmF4に7DmarkⅡで使用。購入目的は山中での軽量化とローポジション撮影。これまでは2万円程の自由雲台を2つ使ってきました。メインロック、クランプのオンオフの判りやすさと固定力はこれまでの雲台とは違い圧倒的に使い勝手が良いです。まぁ値段が違い過ぎて当然でしょうが…。何と言ったらいいのかこれまでの雲台だと動き出す迄に力が必要でしたがBH‐1Nだと動き出す迄に必要な力と動いてからの力の差が非常に小さい為スムーズに動かせます。ですが残念な所が2点。1つ目はテンションコントロールノブ、シビアな調整は難しいのと簡単に回ってしまう為油断したらテンションがいつの間にか変わっています。2つ目は私にとって致命的で私はローポジション時にはクランプを90度倒し、三脚座を回してジンバルの様に使うのですが(この方が低位置でG1ジンバルも所有してますがポジションが高い)BH‐1Nだとクランプが本体に接触し全く使えなくなるのです。正直このような雲台があるとは…。私の使用方法が特殊なだけで普通に使う分には素晴らしい雲台です。クランプとステムの間に何か挟んで高さを稼ぐか…対策出来ないようなら残念ですが手放す予定です。

    店舗より : 2020/07/07
    いつもお世話になりありがとうございます。
    BH-1のテンションコントロールは内部のコマを直接押さえていますので、僅かな締め加減で効きが変わってしまうのは構造上の理由で完全に設計変更をしない限り解消はされないと思います。慣れていただくまではシビアに感じられるかもしれませんが、ノブに触れない限り勝手にテンションが変わることはないはずです。
    また縦構図用のスロットにステムを倒し込んでジンバルのように使用するのは設計の想定外で、KIRKからもそういった使用法はお勧めできないとの回答がありました。
    マンフロの一部ボール雲台では樹脂製のストッパーでほぼ90度の位置に止め、引っ込めるとプラスアルファの角度調整が可能な雲台がありますし、アクラテックのボール雲台でもメーカーがジンバル風に使用できるとして販売されているものもありますが、それ以外でステムとスロットを摺動させることを想定したボール雲台はほとんどなく、アルカスイスZ1などもほぼ90度の位置で止まりますが金属同士の接触となるので摺動性は考慮されていません。
    いずれも三脚の中心軸から左右に重心が大きく外れてしまうので転倒の危険性が上がると同時にブレ耐性は下がってしまいます。
    ナイロンやフッ素樹脂素材などのテープなどをステムとスロットに貼って高さを調節するとともに摺動性を上げる加工は可能ですが、やはりあまりお勧めはできません。

  • あらためて見直しました

    2016/07/29 投稿者: まさと おすすめレベル: ★★★★★

    BH-1は購入してから4年近くになりますが、野鳥撮影にも最近使っています。400mmf4Doに1Dxの組み合わせで、フリクションの調整をしてやると手持ち感覚でつかえます。何より良いのはボールがなめらかに動いてくれる事です。スラウェシの探鳥旅行はこの組み合わせにきめました。

    店舗より : 2016/07/30
    フリクション調整のできない自由雲台は論外として、調整ノブが独立してくれていることも使いやすさに貢献しているのではないかと思っています。
    理想を言えば、調整がシビアなこととパンロックと同じノブなので触っただけでは判別しづらいことでしょうか。
    もちろん位置関係が頭に入っていれば間違えることはないのですが、ここがもう少し改善されると最高の自由雲台になると思っています。
    ボールの動きやロック力、締め加減がわかりやすいノブの手応えなどは間違いなく世界最高水準です。

  • Z1とひと味違う操作感

    2015/10/10 投稿者: なか おすすめレベル: ★★★★☆

    この雲台の操作感は アルカスイスZ1とはひと味違う。
    Z1のじわじわした動きに比べ 操作ノブを緩める時のON/OFF感がしっかり解り 好みによりますが なかなか使いやすい雲台です。
    剛性も70-200f2.8で使用しても全く問題なし。
    かなり優秀な雲台です。

    店舗より : 2015/10/12
    雲台の操作はノブを目視しながら行うことの方が少ないと思いますので、ノブを締めた、緩めたという操作が指先の感覚として伝わってくることは非常に重要だと考えています。
    剛性ももっと大きく重いレンズでも全く問題ないレベルだと思いますので、ご愛用いただければ幸いです。

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